2017年1月26日木曜日

この3つで試験に合格!?試験に合格するためのテキスト選びの注目点

 「勉強を始めようと思っています。でも、どのテキストを買えば良いのかわからない」
 そんな人は多いと思います。

 そこで、試験用テキストの選び方をお教えします。

【資格試験等の受験専用の勉強方法や過去問を勉強する意味】

【受験勉強、試験当日の食事について】
も併せてお読みください。

1 テキストの種類を選ぶ

一言でテキストと言っても、受験生の今の実力に合わせて大きく3種類あります。

 これを知らないで何となくで買ってしまうと、貴方の実力に合っていないテキストを買ってしまうかもしれません!

<入門書>

その試験内容に関して、無学者とか、未経験者向けのテキストです。

 基礎的な用語や大まかな全体像を把握するのに適しています。
 ただし、知識がない人向けなので、極力難しい言葉を使わないようにしているため、文章量は他のテキストより多かったりします。

 見分け方として、テキスト名や前書き等の序盤部分に【はじめての】とか【入門】と言う言葉が使われています。


<合格書>

その試験に合格する上で必要な知識が詰め込まれています。
 出版社によってその基準に差はありますが、どれを選んでも合格に必要な最低限の知識は得られます。

 無学者・未経験者で、いきなりこの合格書から手を出しても大丈夫です。
 大丈夫ですが、聞きなれない言葉等に触れて、勉強の意欲が削がれないように注意が必要です。

 見分け方としてはテキスト名や前書き等の序盤部分に【合格】とか【これ一冊で】みたいな言葉が使われています。


<応用書>

その試験で「普通この難易度じゃ解けないってば」というような難問も得点したいような人向けです。

 これはすでに合格出来るようなレベルの人向けなので、私的には自己満足・趣味の本だと思っています。

 既に合格できるレベルの人用で、試験合格には特に必要ないテキストです。
 これはあくまでも、難問用なので、大は小を兼ねません。

 つまり、応用テキストを完璧にしても合格基準の基礎的な知識は身に付きません。

 見分け方としてはテキスト名や前書き等の序盤部分に【応用】とか【難問】みたいな言葉が使われています。



2、テキストのタイプを選ぶ

貴方の今の実力に合ったテキストを選んだら次は、貴方が「勉強しやすい!」と思うテキストを選びます。

 これは貴方がどう思うか?次第なのでオススメも何もないのですが、私が見てきたテキストだと大きく2タイプあります。
(細かく見るともっと分けられますが)

<簡潔タイプ>

これは図のような1見開き分(=2ページ)だけで一つの項目が完結している物です。

 これだけでその項目を勉強できます。

 とても簡潔に整理されており、しかも後で見返しやすいので、特別なこだわりがないなら、このタイプが無難です。

 ただし、箇条書き等で、「これはなんでそうなるの?説明が少し物足りない」と感じる時もあります。


<文章タイプ>

これは簡潔タイプとは違い、ページ簡潔をしていません。
 文章がツラツラと書き連ねられています。

 ページによる縛りがないので、とにかく文章・文章なので、正直とても見難いです。
 しかも、ページごとの整理ではないので、後で見返すのも面倒です。

 ただし、ページによる縛りがないので、「なんでそうなるの?」にもシッカリと説明が入っていたりします。



3 テキストの冊数

テキストのタイプはそれぞれ特徴があり、お互いのデメリットを補うように見えます。
 そこで「両方買おう!」と考える人がいるかもしれません。

 それはオススメしません。
 何故か?

 資格の勉強中にテキストを複数持ったり、途中で買い替えるのはタブーだからです。

 その理由は、出版社やテキストごとに重視している部分が大きく異なり、複数のテキストを見てしまうと

「あっちのテキストでこれは載ってなかった!」

「あっちのテキストではこの分野は重視していないのに、こっちのテキストでは重要と言っていた!」
等と不安を煽るからです。

 テキストの種類でも言いましたが、合格テキストならどの出版社でも合格に必要な知識は学べます。
 その上で、重視している部分を肉付けしている感じです。


 そのため、出版社による違いで怖がったり、勉強方針を変更する必要はありません。
 テキストに載っている事で一喜一憂するくらいなら、沢山問題を解きましょう。

 テキストを覚える勉強は資格の勉強ではそんなに重要ではないので、複数のテキストを用意して勉強量を増やすのは無駄な時間を増やすだけです。

 そんなことをしていては落ちてしまいます。

 貴方が最初に選択したテキストを信じて、最後までそのテキストで勉強しましょう。


 なお、それで試験に落ちてしまい、再出発をする際には、そのテキストが貴方に合っていなかった可能性があるので、むしろ変えた方が良いです!



4 オススメ

私も何でもかんでも受験しているわけではないので、「介護福祉士はこれ!」「行政書士はこれ!」「司法書士はこれ!」「医療事務はこれ!」のようなところまでのオススメは出来ません。

 先程まで紹介してきたのはテキストの骨組みの部分です。
 ここではテキストの肉付けとして、良いと感じる部分を紹介します。

「これらが載っていると、より良いと思います」って程度のオススメです。

<チェック問題>

1項目が終わる度に、その項目に関するチェック問題が載っている物です。
 簡単な物で良いんです。

 これはテキストで知識を覚えた(気になっている)状態で、その知識を利用し、考えることで知識の定着化に繋がります。

 ちなみに、本当にチェック程度で大丈夫です。
 本格的な問題は問題集で解きましょう!


<連動した問題集がある>

勉強は、知識を入れるだけではまだ問題を解く力が弱いです。
 そこで、実際に問題を解くことがとても重要になります。

 正直、試験の難易度によってはテキストを一切勉強しないで問題を解いて、解説を読むだけでも合格できる試験もあります。

 それほど問題集を解くことは大事です。

 これでテキストと連動している問題集があると、テキストで1項目勉強する度に、問題集もその項目の知識について問題を解けるので、とても勉強になります。

 自分に合ったテキストで、連動問題集があったらラッキーだと思いましょう!
 即決で両方買うことをオススメします!


<末尾の索引が充実している>

テキストは最初よりも、後で見返す利用方法が最も重要です。

 そのため、「これについて詳しく知りたい」と思った時に索引が充実しているか、充実していないか?はとても重要です。

 「知りたい」と思った時にすぐ調べられないと「これくらい、まっ、いっか」となってしまい、折角知識を補強・補充する最大のチャンスを逃すことに成り得ます。

 かなり勉強が進めば索引を見なくても「これはこの辺りだったかな?」と調べられるんですけどね。


<私の経験上の話>

私が普段好むのは
◎ 合格テキスト
◎ 簡潔タイプ
◎ 連動問題集がある等
◎ 有名出版

これらの条件を満たすテキストです。

 有名出版社を好むのは、誤字脱字がとても少ないからです。

 あまり聞き覚えのないような出版社だと、1文字違うだけで意味が真逆になってしまうような重要な部分ですら誤字脱字が多かったりします。

 ハッキリ言って、それは致命的です。
 特に士業資格などの難関資格だとそれのせいで落ちると言えるほどです。

「そうは言っても、売られているんだから稀でしょう?」
と思うかもしれませんが、実際にそのようなテキストは普通にありますからね。

 実際に私はテキストではなく問題集ですが、解答・解説の部分で誤字脱字だらけで、ほとんど使えず直ぐに捨てた経験があります。

 その問題集は1項目につき1ヶ所以上誤字脱字があるレベルでした。
 こんなモノは教材とは呼べません。
 受験生を邪魔するための妨害図書です。

 その時点で合格を狙えるくらいの知識はあり、補強目的で解いていたので誤字脱字に気付けましたが、初めて勉強する段階でそのようなテキストや問題集に当たってしまうと、終わりです。

 だから、その経験から私は大手出版社のテキストしか選びません。
 

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 読者さんの反応次第で、問題集の選び方等についても書いていくかもしれません。

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