暴動が発生し、逮捕者も出ているとか、何とか。
それはともかく、トランプ大統領は大統領就任演説で「TPP離脱、アメリカファースト、法人税引き下げ」などを主張したようです。
正直私個人としては、「トランプ嫌だ!」「トランプ期待する!」どちらでもないです。
動き出しを注視しているだけです。
好き嫌いを言うくらないら行政書士試験一般知識として出題される可能性がほぼ100%なアメリカについて勉強しましょう。
全部過去にも出題されたような重要項目ですので、全部確認しておきましょう!
行政書士試験を受験しようとする人は、絶対に覚えるべき程に重要な単語は赤字にしておきます!
1 アメリカの法体系の特徴
<法系>
世界的に法律は英米法系と大陸法系の2種類に大分されます。英米法系の大きな特徴は【判例主義】と言う事です。
簡単に言うと、裁判所の判決を最も尊重する考え方の法体系です。
大陸法系の大きな特徴は【法典主義】と言うことです。
簡単に言うと、文章としてシッカリと書かれていることを最も尊重する考え方の法体系です。
名前を見ればわかるように アメリカは当然英米法系です。
つまり、文章として表現されている法より、過去の判例等を重視しています。
<日本はどっち?>
日本は裁判で過去の判決と違う判決を出すためには、最高裁の大法廷で審判しなければならない等と決められており、簡単には過去の判例と違う判決は出せません。と言うと判例を大切にしているので「英米法系?」と思うかもしれませんが、そうとも言い切れません。
島国だけあって、独自進化をすることからガラパゴスなんて言われますが、法律も実はガラパゴスです。
日本の法律は英米法系と大陸法系両方の特徴を持っています。
現憲法は英米法系です。
第二次世界大戦で敗北し、日本国憲法の監修をした国は分かりますよね。
はい、アメリカです。
アメリカは英米法系です。
しかし、アメリカが関与したのは憲法だけです。
その憲法を基に作り上げた法律の多くは、当時法体系が高度に発達していたフランス・ドイツを多く取り入れています。
フランス・ドイツは大陸法系です。
日本は色々と特殊な部分が多いんですね。
2 アメリカの政治形態
<世界の政治形態>
主に大統領制、議院内閣制、半大統領制に大分されます。アメリカは勿論大統領制です。
トランプ大統領と呼んでいるくらいですしね。
議院内閣制は日本、イギリスが有名です。
半大統領制はフランス、ロシアが有名です。
ドイツもここに入るのかな?って感じです。
<アメリカ大統領>
行政・軍事の長です。任期は4年、二選まで可(つまり最大8年)です。
各州の大統領選挙人による間接選挙で選ばれます。
<アメリカの議会>
二院制で、上院と下院から構成されています。大統領と議会は基本的に交わりません。
日本のような議院内閣制だと、内閣と国会の違いを知らない人もいるくらいに似たり寄ったりなイメージを持ってしまいがちですが、大統領制の場合は分離されています。
<大統領と議会>
分離されていると言いましたが、完全に分離してしまうわけにもいきませんので、最小限の牽制はし合います。大統領は議会が可決した法案を拒否する権限だけ持ちます。
(日本は内閣から法案の提出、衆議院解散等、様々な関与が可能です。)
3 TPP
そもそもTPPとは何でしょうか?<正式名称>
環太平洋戦略的経済連携協定です。<参加予定国>
オーストラリア、ブルネイ、カナダ、チリ、日本、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、ペルー、シンガポール、ベトナム、アメリカの12ヶ国です。要は太平洋に接している国って感じです。
<目的・目標>
加盟国間で、◎ サービス・人の移動・基準などを整えること
◎ 例外品目のない、関税撤廃
<アメリカの動き>
アメリカはTPPの発案国ではありません。しかし、大国なので協議を主導し、日本のTPP加盟への動きを作った大元の国です。
しかし、トランプ大統領は一貫してTPP離脱を強調し続けています。
そのため、日本や他TPP加盟国としては「ここまで来て、それはダメでしょう~」となっている状態です。
4 アメリカはTPP離脱と同じことを過去にもしていた!?
実はアメリカは過去にも似たようなことをしています。それは国際連盟です。
第二次世界大戦後に発足された現在の国際連合の前身となった世界機関です。
この国際連盟の発端は当時のアメリカ大統領ウッドロウ=ウィルソン大統領による【14ヶ条の平和原則】です。
国際連盟はアメリカの呼びかけで発足されたのですが、アメリカは参加していません。
自分で呼びかけて作った機関に、自分達が参加しないドタキャン状態をしています。
TPPと似ていますね。
私のブログは時事を紹介していると言うよりも、行政書士試験を意識した記事構成になっているので、ニュースとはちょっと切り口が違ったかもしれませんね。
でも、行政書士試験の一般知識はこのくらいの知識が普通に問われます。
正直言ってこれは一般常識レベルではないです。
ネット上で「行政書士試験なんて一般常識があれば誰でも合格できる資格」と言っている人を信じてはいけないことが分かっていただけたかもしれませんね。
しかも、このレベルの時事問題がシッカリと解けないと脚切りに合いますので、どんなに法律問題が解けても落ちます。
受験生は焦っちゃいますね!
一般知識についても書いて行きますので、是非今後もブログをよろしくお願いします。
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